今回の屋根材は安田瓦の56判(第二世代)です。
将来的なメンテナンスを考慮して安田瓦53判(現行版)に揚げ替えすることになりました。
それでは工事の流れを見ていきましょう。
写真①
既存の瓦を剥ぎ構造用合板(12mm厚)を打った写真です。(写真①)
構造用合板は下地補強の目的で工事範囲全体に張ります。
写真②
構造用合板の上から防水下葺き材を敷設します。(写真②)
弊社ではゴムアスファルトルーフィングと呼ばれる下葺き材を標準仕様となっております。
ゴムアスファルトルーフィングは耐久性やシール性などが優れており、下葺き材の中でも優良な下葺き材です。
写真③
下葺き材の上から瓦桟を打っていきます。
弊社では防腐水抜き瓦桟と呼ばれる瓦桟を標準仕様としております。
防腐水抜き瓦桟は防腐処理が為されていて一般的な瓦桟より腐りにくく、水抜きと呼ばれる凹みが付いており万が一下地に水が入ってしまっても凹みを伝って軒先へ排水されるようなメリットがあります。
写真④
荷揚げが完了した写真です。(写真④)
写真を見ると、平部に使う「平瓦」「雪止め瓦」軒先部に使う「唐草」ケラバ部に使う「右袖瓦」「左袖瓦」棟部に使う「大熨斗」「小熨斗」「冠瓦」「漆喰」「鬼瓦」などなど1つの屋根に使う役物が多いのが和瓦の特徴の1つです。
写真⑤
平部材の葺き工事の様子です。(写真⑤)
平部材の葺き工事が終わり、続いて棟部の工事に移っていきます。
写真⑥
写真⑦
漆喰を塗り熨斗を積んで冠を被せて棟部の工事は完了です。(写真⑥)(写真⑦)
非常に綺麗な出来栄え!職人さんの腕が冴えます!
写真⑧
写真⑨
最後に屋根の上の清掃を行って工事完了となります。(写真⑧)(写真⑨)
やはり和瓦は高級感があり非常に映えますね!
ぜひ和風瓦も検討してみてはいかがでしょうか。
この度は弊社をご任命頂きありがとうございました。