本工事は横葺き板金から『スカイメタルウッド』へ上からカバーリングを行った工事現場です。
この度採用となったスカイメタルウッドと呼ばれる屋根材ですが、石付き板金と呼ばれる種類に分類されます。
ジンカリウムメッキにセラミックコーティング(釉薬)されたストーンチップと呼ばれる対候性に優れた石粒を接着した屋根材です。(図1参照)
図1
ジンカリウムメッキを基材として使われている屋根材であるため非常に軽量であります。
(瓦の約1/8,平板スレートの約1/3)
屋根が軽量であるという事は建物自体の負担をかけにくくお家に優しい屋根材です。
また屋根を軽量化する事で建物の重心が低くなり、地震の横揺れを大きく抑制する事が出来ます。
昨今、地震や大雨や強風などの自然災害が多発しているため耐震性、耐久性、耐風性を重視して屋根材を選ばれるお客様が増えてきた印象を受けます。そのようなお悩みを抱えているお客様にぜひお勧めしたい屋根材です。
工事内容を見ていきましょう。
写真①
写真②
既存の屋根はヨコ葺き板金です。
写真③
写真④
構造用合板を張っていきます。(写真③、写真④)
新しい構造用合板を張ることで、ヨコ葺き板金の凸凹部分をフラットな状態にします。
写真⑤
写真⑥
防水下葺材を敷設していきます。(写真⑤、写真⑥)
弊社ではゴムアスファルトルーフィングと呼ばれる下葺き材を標準仕様となっております。
ゴムアスファルトルーフィングは耐久性やシール性などが優れており、下葺き材の中でも優良な下葺き材です。
写真⑦
写真⑧
スカイメタル本体を葺いていきます。
本体の下に瓦桟を枕木として使用し、雪の重みで本体が凹まないように強化施工を行っております。(写真⑦)
平本体の葺き並行してステン雪止め金具を設置していきます。(写真⑧)
このステンの雪止め金具は弊社の標準品でございまして、弊社が独自に開発したオリジナル商品です。
写真⑨
写真⑩
写真⑪
平本体を葺き終え、ケラバの板金と棟部分の棟包み板金を取り付けて工事完了です。
見た目は重厚感があり、北欧風屋根の雰囲気を演出して非常にお洒落です。木目調のデザインたまらなく良いですね。
本工事ではチャコールと呼ばれるお色で施工致しました。
ブラック系の色は基本的にどんな外壁にも合わせやすく汚れも目立ちにくいため弊社の施工実績でも1番人気のあるお色です。
この度は弊社を任命頂き誠にありがとうございました。